2017〜2018年度の活動方針
会長 伊藤 清一
大阪船場ロータリークラブは、大阪心斎橋ロータリークラブを親クラブといたしまして、1988年5月23日に創立総会を開催し、今年で創立30周年を迎えます。ここまで育てていただいた大阪心斎橋ロータリークラブの皆様、そして大阪船場ロータリークラブの先輩諸氏の皆様にお礼申し上げます。
創立3年目に起きたバブル崩壊、その後の失われた20年といわれる日本経済の低迷の中、会員数は現在41人と減少しておりますが、私たちのクラブは会員相互にフレンドリーにそして尊重し合い、クラブに派閥争いもなく、和気あいあいの雰囲気のもとに毎週月曜日の昼に、ホテル日航大阪で例会を続けております。
この間に国内、海外ともに充実した奉仕活動を続けてまいりました。
海外での奉仕活動は創立時から継続している南太平洋にあるバヌアツ共和国とフィリピンでの歯科医療奉仕に対する支援、また3年前から始めたインドネシアのバリ島での就学困難児童及び学校施設への支援、そして今年度創立30周年記念事業として現在カンボジアにおいて小学校を建築中で、11月に寄贈し開校する予定であります。
またインドネシアから奨学生を受け入れ、奨学生との交流を続けております。
国内においては大阪市中央区にある開平小学校の5年生、6年生を対象に会員の会社に訪問してもらって行う職場体験やYMCAの生徒さんの就職ガイダンスのお手伝いなどの活動を行ってまいりました。さらに昨年4月に熊本県で発生した震災の復旧支援としてお役に立てていただきたいと八代南ロータリークラブを通じて義援金をお届けしております。
今年度創立30周年を迎えるにあたり「クラブ再発見」というテーマを掲げて来年5月に記念式典を開催する予定をしております。
この記念式典のテーマ「クラブ再発見」に合わせてこの一年間「会員一人一人の再発見」にチャレンジしてみたいと思います。会員それぞれの80年、70年、60年とこれまでの人生の中でまだ自分自身が気の付かない部分を再発見できれば、これからのロータリークラブでの様々な活動にまた新たな芽が生まれるかもしれません。
今年度2017-2018年国際ロータリーのイアンH.S.ライズリー会長は「変化をもたらそう」というテーマを通じて私たちに、地域社会にそして世界に変化を生み出す行動を起こすことによってロータリーに対する充実感を得るようにしようと唱えられました。
また第2660地区の片山勉ガバナーは「個性を生かし、参加しよう」という今年度のスローガンで奉仕活動の実践を唱えられておられます。
ライズリー会長も片山ガバナーもともに積極的に親睦も含め奉仕活動に参加することによって社会をはじめ周りに変化を与え、また我々もその奉仕活動を通じて充実感を感じえるようにしましょうということだと思います。
大阪船場ロータリークラブの今年度は「会員全員が主役を演じよう」というテーマを活動方針に掲げて、様々な活動を行っていきたいと思っております。
会員41名のなかには創立時から入会されているチャーターメンバーが10数人おられますが、創立当時は現役として活躍された40歳代の方々も今は70歳代になられました。
当クラブの平均年齢は現在66歳ですが、ロータリーよりも仕事優先という年齢の方が約半数、時間的に余裕のある方が約半数おられます。例会には出席されておられても、体力面にまた健康面において十分な活動がしにくい方もおられます。
そういう限られたメンバー構成ではありますが、会員全員が初心に戻って、大阪船場ロータリークラブの会員であることの誇りを持ち、
また例会に出席するだけでなく様々な機会に今までの経験を活かした活動をお願いし、全員が大阪船場ロータリークラブの一員としてなくてはならない存在として、
「各自、全員が主役」という気持ちでそれぞれの役割を担っていく一年間にしていきたいと思います。
そして大阪船場ロータリークラブの次の40周年がさらなる素晴らしいクラブに成長していく礎になる30年になるよう会長として微力ながら努めてまいります。